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お爺ちゃんの旅の身支度


今日は、お爺ちゃんのお通夜の日でした。
私は、まだ、お葬式などの参加経験が3回ほどで、しかも、親族が亡くなり式の取り決めなどをする側は、始めてだったので色々と今回は、初体験でした。

朝にお爺ちゃんの死化粧をしていただいたんですが、その立会いをさせて頂きました。
お爺ちゃんに最後に触れる機会となったのは、お爺ちゃんの体を綺麗に拭いてあげるという、なんとも最後のお別れにふさわしいものでした。
家のベッドで寝たきりだった時も顔を拭いてあげていたこともあり、最後にお爺ちゃんんを綺麗にしてあげれて嬉しかったです。
やはり、人は、生きてこそ血が通い温度があるんだと、お爺ちゃんに触れて感じました。
死化粧中に姪っ子も一緒に見守っていたんですが、3歳の姪っ子は、色々と疑問や感じたことを口にする時期なので、お爺ちゃんを見て近くに居た、私や兄、兄嫁に疑問を投げかけてきました。


何をしているの?

  大爺ちゃんを綺麗にしてるんだよ

大爺ちゃんは、何してるの?

  大爺ちゃんは、寝てるんだよ

なんで、皆 泣いているの?

  大爺ちゃんとお別れするから悲しくて泣いてるんだよ

なんで、お別れするの?ずっと、ここに居ればいいじゃない

  そう決まってるからだよ

なんで?



姪っ子の疑問を聞いて、ちょっと涙が出てきてしまいました。
一緒にずっと居れたらいいんだけどね。
ずっと一緒にはいられないんだよね。
大人になって知ってたはずなのに、理由があるのは、分かっているのに私は、姪っ子にたずねられて なんでだろうね?と、答えられないものもありました。
でも、兄嫁は、とても上手に姪っ子に教えてあげていました。
私は、兄嫁のそういうところは、とても尊敬します。命のあり方を小さな子に教えるのは、とても難しいです。

私が、意外に思ったのは、兄がお爺ちゃんの足を拭いてあげておたときに、泣きながら大切そうに丁寧に拭いていた事です。兄が優しい事は、知っていましたが彼のこの様な姿をするのは、ちょっと意外でした。兄にとってもとてもお爺ちゃんは、大切な人だったんだなって感じました。

お爺ちゃんは、お化粧をしたおかげで、顔色もよくなり、病院でよく見た寝ている時と同じでした。正直、また、起きるんじゃないかと思うほどです。
お棺には、お爺ちゃん愛用の帽子や、服、姪っ子からのお手紙などを入れてもらいました。
おしゃれだったお爺ちゃんもあれだけ入れれば、天国で服には困らないでしょう。

数時間の間休憩があり、納棺をして、お通夜になりました。
受付係をしましたが、なんとか、お爺ちゃん孫~ズでやりきりました。
お爺ちゃんのお通夜は、とても素敵だったと思います。しんみりとしてはいましたが、元気な姪っ子が声を上げるので、死別と新しい命の繋がりがあり、悲しいだけの式ではありませんでした。
お爺ちゃんんも姪っ子をとても可愛く思っていたので、少々姪っ子が騒いでいても、むしろ、喜んでも守ってくれてたでしょう。
お爺ちゃんの宗派が、ちょっと変わっていたので、私的には、お坊さんが読み上げていたお経が、ちょっと歌っているようにも聞こえる変わったお経でした。
木魚以外の鳴らす仏具も2つほどあり、ちょっとした、ドラム叩いてるような感じにも聞こえました。
眠くならないお経で、不謹慎なんですかね?とても面白かったです。

お爺ちゃんとは、最後のお別れが明日になりますが、病気から解放されたお爺ちゃんは、今頃 極楽浄土へ行く道を元気になった足で歩いて言ってると思うので明日は、ちょっと、涙は出ると思いますが、送り出してあげたいと思います。
そして、私は、今 生きている命を大切に生きていくことを明日、また、心に刻むと思います。

お爺ちゃんから頂いた経験を大切に生かしていこうと思います。

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